About
福岡友の会とは
1930年に羽仁もと子によって創立された雑誌『婦人之友』の愛読者の会です。
日本初の女性ジャーナリストであり、教育者、思想家でもあった創立者の『家庭は簡素に 社会は豊富に』という理念の下、家庭生活の充実を通して社会に働きかける活動をしています。
福岡市中央区小笹に、活動の拠点としての「友の家」があります。
会員は近くに住むものどうしの集まりである「最寄(もより)」に所属し、衣、食、住、家計、環境、子どものことなどを題材に学び、交流を深めています。
(下図は福岡友の会のエリア【2023年1月】)
最寄が5つの方面に分かれ、それぞれの場所で、培った力を生かして、友愛セール、講習会、コンサート、講演会、親子の集まり、時に応じた災害救援や公共奉仕の活動など、地域に根差した活動を続けています。
(※方面のエリアは大まかな表示です)
活動
「友の会」では、私たちひとつひとつの家庭を、簡素で暖かく、理にかなったものにしたいという願いのもと、生活の様々なことを「生活勉強」として学びあっています。
生活の基盤である家計のこと、誰にでも必要な衣・食・住のこと、時間を上手に使う工夫、子どもが持っている力を信じ、育て、子どもが子どもらしくあるための環境を作ること、大切な地球を守るための環境のこと。どれも大切に考え、会員みんなで取り組んでいます。
ひとつひとつの取り組みは小さなものだけれど、その小さい励みを通して社会へと働きかけたいと願っています。心をこめたよき生活、一人ひとりにちょうど良い暮らし を目指しています。
最寄会、方面会、例会
※友の会の集まりは、小さなお子様連れでも参加できます。
最寄会
住まいの近い会員、数人から10名程度の集まりです。
月に2~3回、会員の自宅を会場に開催しています。
会員は20歳代から90歳代の方まで様々な年代が集まり、世代を超えた交流が魅力です。
皆が「友」として繋がっています。
羽仁もと子著作集を読み、思っている事を話せる場です。
身近な生活を題材に学習会や実習をしています。
方面会
福岡友の会を5つの地域に分けた、近い地域の最寄の集まりです。
最寄だけでは出来ない事を力を合わせて行っていきます。
月に1回の方面会(方面全員の集まり)/セール(中古衣類、手作りお菓子、手作りのエプロンなどを販売)/家事家計講習会/例会での食事つくり など
例会
福岡友の会の全体の集まりです。
月に1回、第1火曜日に行います。
羽仁もと子著作集の読書、活動の報告などをして、会員同士のつながりを深める交流の場です。
公共
創立者 羽仁もと子の「家庭は簡素に 社会は豊富に」の思想のもと、平和な愛と協力のある社会の実現を願い、一人ひとりは微力であっても無力ではないとの思いをもって、時に応じてさまざまな働きを続けています。
公共費
それぞれの家計の中から自分が出せる額を「われらの公共費」として献金し、全国友の会に送っています。
全国から集まった「われらの公共費」は、国内外の社会福祉関連に、災害救援復興のために、と幅広く使われています。
クリスマス献金、献品
クリスマスには雑巾、タオル、石鹸などの献品や献金を募り、施設にお送りしています。
雑巾の縫い方ひとつにしても、使い勝手を色々研究して現在の縫い方になりました。
使用済み切手
使用済みの切手を集め、整理し、送っています。
そこで得られる収益は世界の女性や母子の支援活動の基金になっています。
食事エプロン作り
会員がタオルを使って手作りした食事エプロンを施設にお届けしています。
胸元が厚くなっているので、食事がこぼれても洋服が濡れることなく使い心地が良いと喜ばれています。
被災地支援
各地の自然災害で被災した地域への地道な支援を続けています。
必要とされる物資の支援、その地域のものを取り寄せて消費することでの経済支援、現地を訪ねての交流など、記憶を風化させることなく「一人ぼっちにさせない」ための信頼関係を築き、協力しています。
2020年
新型コロナウイルス対策のための支援では、布マスクを作り、必要とされている施設へ寄付しました。
沿革
1930年2月 | 福岡友の会 創立 |
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1930年11月 | 全国友の会 創立 |
福岡友の家 建設 | |
1963年4月 | 福岡友の家を小笹に建設 |
幼児生活団が3クラス(4・5・6才組)になる | |
1965年4月 | 博多の街御供所から小笹に移る |
1990年3月 | 建物が老朽化したため建て替える |
2007年 | 幼児生活団が4才児グループへ |
2020年 | 4才児グループが「こどものじかん」へ |
現在に至る |